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季節はいよいよ芽吹きの春。

雅やかな桃の節供に

美濃吉旬だより

筍 土佐煮
3月

旬の素材がもつ味わいを存分に引きだす今が旬 京料理の逸品

春の訪れを告げる、新筍の季節がやってきました。京都では、桜が散ると筍の季節がやってくるといわれ、筍と旬の出合いものがお膳を彩ります。「筍 土佐煮」も相性抜群の筍と若布、蕗、木の芽を盛り合わせた名物のひとつ。土佐煮とは、かつお節のうま味をきかせて醤油で味つけした煮物のことで、蕗のほろ苦い味と香り、しゃきしゃきとした歯触りがアクセントになっています。

  • 右から、聖護院かぶら、海老芋、金時人参

  • 伊勢海老

  • 花菜

1月~3月

神社仏閣の多い京都では、精進料理の発達に伴い、京都とその近郊にて良質な野菜の数々が栽培されてきました。冬の京野菜の中でも大きくて存在感のあるのは聖護院かぶら。伝統的な京漬物の千枚漬の素材として知られますが、かぶら蒸しやサラダなどにしても美味です。聖護院かぶらに似た聖護院大根は淀大根、丸大根とも言われ、煮崩れせず、煮物で味わってみると口の中で初めてとろけます。神社の鳥居のような鮮やかな朱色の金時人参は、京のおせちやお雑煮でおなじみです。海老芋は里芋の一種ですが、里芋よりも柔らかく、粘りが強いのが特徴です。京都では棒だらと一緒に炊いた「いもぼう」という料理で名高いものの、普通に煮ても揚げても美味しく、「竹茂楼」「美濃吉」でも伝統のわざを活かした海老芋料理が膳に上ります。冬は魚介類にも脂が乗り、長寿の象徴として祝いの席で尊ばれる伊勢海老、美食家垂涎ののどぐろ、寒ぶり、ふぐ、ずわい蟹、鮑などが登場します。三月になると筍とともに花菜が姿を見せ、ほろ苦い味わいで春の到来を告げます。

Kyoto Cuisine Restaurant竹茂楼Takeshigero

本店 竹茂楼
結婚披露宴

竹茂楼の
おとりよせ

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美濃吉
アイス

さっぱりさわやか、和菓子のような
アイスクリームができました。

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京懐石 美濃吉

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